チップチューン(Chiptune)とは
FC
ファミコン音源(pAPU)
ファミコンは、「同時発音数3音」の「PSG音源」だった。
PSGとは「Programmable Sound Generator」の略で、複数の基本波形(矩形波×3+ホワイトノイズ)を合成してさまざまな音色を出し、エンベロープ・ジェネレーターでADSR(立ち上がりや余韻などのパターン)を変化させる電子回路のこと。
pAPUのパルス波発生装置はゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスにも搭載された。
pAPUの仕様
・2音:パルス波(矩形波) → 主旋律
・1音:三角波 → ベース/キック/タム
・1音:ノイズ → スネア/効果音
ディレイやリバーブといったエフェクターは搭載されていない。
SFC
スーパーファミコンでは、「同時発音数8音」の「PCM音源」となった。
ディレイやリバーブといったエフェクターも搭載された。
記憶容量
PCM音源とはサンプリング音源のことで、実際の楽器の音を録音したものをソフトごとに組み込んで鳴らす。
サンプリング形式は32khzの16bitモノラルで、実装する際にさらにBRRという形式で圧縮される。
PCM音源となったものの、記憶容量は「64KB」でサンプリング可能な時間にするとおよそ「5秒」しかない。
そのため、当時のサウンドスタッフはデータ容量を減らすために必死だった、とのこと。