あらすじ
18世紀に仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った町人達の記録『国恩記』(栄洲瑞芝著)を題材にした邦画。
感想
原作の小説は以前読んだことがあり、映画版を鑑賞。
邦画は往々にして、原作の小説からズレて劣化してしまうパターンが多いのだけれど、役者と監督が素晴らしくユーモアに富んだ良い作品だった。
阿部サダヲ、瑛太、妻夫木くん、きたろう、寺脇康文は安定感ある。あと、西村雅彦の演技力ナメてた。羽生くんが出てたのも有名でしたね。
竹内結子は言わずもがなだけど、山本舞香が超絶美人で、しかもSキャラだったので本当に嫁にしたいと懇願しながら観た。
小説を読んだ時に浮かんだ思考と異なる視点として、あまりにも自己犠牲とか、献身について美化しすぎて嫌気がさしてしまった。磯田道史が小説化しただけなので、ノンフィクションものと言われたらそれまでなのだが。
大名に金を貸して、金利で村を復興させるなんていう発想を思いついて実行したなんてのは本当に信じられない。尻に火がついた時の日本人の本気。人情。これですよ。
星評価:★★★☆☆