【読書】ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める

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ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める

Amazonでも評価が高かったので読んでみたけど、雑感として日本語訳が少し変で読みにくい。それか、筆者の例えが日本人離れしていて、あまりピンとこない感じ。

F22で撮影してみるとか、マニュアルで撮影することを推奨していて、色々と試したくなる手法はあった。

あえて言おう。写真はすべて偽りだ。だが、その偽りの中こそ、山ほどの真実がある。露出を理解すれば、その真実にいち早くたどり着ける。

適正な露出は「絞り。シャッター速度、ISO感度」の3つの組み合わせで決まる。写真の「トライアル原則」と呼称する。そして、何よりもまずはマニュアルで撮影する。

絞り

F値

絞り値(F値)とは、何だろう。レンズの絞りの「開口部の直径」を示している。50mmで絞りF1.4で撮影した場合、50/1.4=35.7mmが開口部の直径である。

F11からF8に1段階開ければ、感光面にあたる光の量は2倍に増える。光の量を2倍にすることを1段階開く、逆に光の量を半分にすることを1段階絞るという。

焦点

焦点の合わせ方を悩む人がいるが、まずは被写界深度を最大F22に設定する。広角レンズは画角が広く、被写界深度も深いため、画面全体に焦点があったような写真が撮れる。遠くのものから近くのものまで描写する「物語を語る構図」で撮るには、被写界深度が深い方が良い。

その他

被写体やその場の状況で最適なシャッター速度は変わるので、一般的なシャッター速度は覚えておくこと。

光には色がある。1年間を通じて、情景にどのような光の色があるかを観察し、どの季節のどの時間帯に立体的で物語を引き出す写真が撮れるのか、光を追ってみよう。

白飛びを防ぐため、雪景色では青空で測光、日の出や日の入りでは太陽の周辺の空で測光すること。構図内に緑色がある場合は、草木で測光させ、露出を-2/3段分補正すると正しい露出になる。露出を固定する機能(AEロック)を使用すること。