ザ・ノンフィクション:カレー屋の女
「ザ・ノンフィクション」っていう番組、ご存知?
「生きて〜生きていくぅ〜」っていう印象的な曲のOPから始まって、貧困、国籍、LGBT、DV…etcの社会問題をドキュメンタリーで取り上げる番組です。
私、ほぼ毎週欠かさず見てます。最近あったビッグダディの元妻美奈子の回、初めは笑って見てたのですが、最後は号泣してしまいました(マジ)その中でも、最近見て大共感したのがこちら。
39歳、頑張らない生き方
銀座でカレー屋を営んでいる39歳女性の話だけど、大共感の人生。あと、YOUがナレーションしてたのも地味に良い。
一見、不誠実であるかのような生き方だけど、これくらいでちょうど良い気がする。
自分の店だから、やりたく無い日は開けない。オープン時間も守らない。看板を仕舞うのはお客の仕事。後片付けも手伝ってもらう。営業中に酒を呑んで、ベロベロになる。最後にご老人が喋ってたけど、「お客様」なんて言葉は、もう古い。
日本ってお金を払ったら、サービスが一方的に受けられる風潮があるけど、やっぱりこれっておかしい気がすんねん。金払ってるから、何でも聞いてくれるみたいな感じって何!?意味不明。
自分の話
「頑張るスタイル」だと、自分を蔑ろにしてしまい、何故か自己犠牲を考えてしまう。これってマジで自分の悪い癖なんだけど、時間をかけて治していくしかない。
自分の課題としては、この「自己犠牲を課す」体質を改善していく手立ても立案していくべきだけど、ワークアズライフな社会であるべきで、老害の鬱憤に付き合って身体を壊している暇はないのだ!
っていうのが、今週末、本当に久しぶりに自己嫌悪で心が満たされる案件があった。おかげで何も出来ず、この週末、久しぶりに寝込む羽目になってしまった。
仕事のプロジェクトに関して、良かれと思って進言した事が、事務所のトップの怒りを誘発してしまったらしい。その場に一緒に居合わせた上司からは、「あんな事言わなかったら良かったのに」と、後出しジャンケンスタイルで苦言を放り込まれた。
職場内の人間に対して説明をするのに、内容をディレクションしないといけないなんて、私には到底無理で…。発言内容を精査するエネルギーなんて、持ち合わせていない。実際のところ、事務所のトップからは、私にではなく、一緒に居合わせた上司に対して怒りを露わにしていた。怒りの根底にある部分が、上司同士での信頼関係が希薄であるという事実。それに巻き込まれていることを感じながら、緊迫したムードに身を置かなければならない処遇に、反吐が出た。そして、事案に対するフォローが無かった為に、上司への不信感を募らせることにもなった。
逃げて〜
自分や他人の悪いところを見ると、心が病んでくる。相手を責める事が、本質的に嫌いだし、苦手なのだ。
それなのに、おそらく周囲より気づく事が多いから、疲弊してしまうのだと思う。
指摘しても辛いし、気付かないフリをするのもしんどい。「優しい」と思われがちだが、只々、本当に生きづらい。
まだ今は怒りを解放することで、自分を解放出来ない。歳上しか居ない場で、自分の怒りをブチまけるのは、むしろ疲れるだけなのはバカな自分でも予想がつく。他人を非難することに時間を費やしても、モヤモヤが解消されない。
「自分が原因で誰かを困らせてしまった」と、勝手に思い込んでしまう癖がある。ただ、「自分が悪い」の偏った思考を加速させない事については、数年前より上手く回避できるようになってきたと思う。
今は、折衝や交渉の類に向いていないんよなぁ…。でも、内向性って本当は向いているんだけどなぁ。
とにかく、面倒臭い場面からは逃避することだけ今は考える。それが許される時分だし。
疲れたら、休む
その次の日、身体が激重だったため、1日休みを貰った。
朝からずっと寝っぱなしだったけど、なかなか本調子に戻らなかった。案外、ダメージが大きかった。
こういうことが起った場合、自分の頭の中は、あの時ああ言えば良かったとか、あの人のああいうところが嫌いとか、そういうことを何度も反芻して、少しずつ脳内整理されていく。終わったことをあーだこーだ言っても仕方ないし、考えても無駄なのは分かっているのだけれど、これも昔からの癖でなかなか治らない。モヤモヤが大きい分だけ、整理されるのに時間がかかる。
久しぶりに、鬱状態の時分を思い出した。あの時、身体が本当に重くて動けなかったなぁ…、ずっと頭がぼーっとしてたなぁとか、あの気だるい感じ。やっぱ、あの体験って貴重やわ。
今回、まずは休むと言う選択肢を取れたのが大きい。いや、これ本当に大きい。
「疲れたら、休む」 こんな当たり前のことが、前は出来なかった。
頑張らない
目の前で起こる、シガラミ度の強いクソメンドくさい案件に、あまり時間を取られたく無い。
クソ度が高過ぎるし、俺の時間をこんな事で奪うなんてのは、許されない。あってはならない。
自分で言うのもなんだが、それなりに誠意を持って、結構ちゃんと生きてる方だと思っている。
仕事を1年余り休んで、生きてるだけで、それはそれでマジで凄いことだとガチで思うことに成功した。
社会性を排除し、実存主義の重要性を理解したし、在る・有るってことが、有難いわけよね。
でもさぁ、頑張ってるから、こうなったんよね。頑張ってるんよ。いや、やっぱり、今の仕事頑張りたく無いわ。少しエンジン掛かってきてたから、こうなっちゃったんだな、きっと。
正義感強めで、後輩からの質問とか、ちゃんと答えるようになってきてるけど、優等生体質も少し捨てよう。
全部ヤラナイ。もっかい頑張らないを徹底して、明日からやろ。
やること
でも、やりたいことは沢山ある。
仕事が原因で、プライベートの意思決定又は作業に影響させない事を徹底させたい。
私のプライオリティ高い案件って、
・好奇心に働きかける時間を増やすこと。
・技術と実績を身につけて、人とコミュニケーションを取ること。
自分の苦手が、超絶可愛い。自分の苦手こそ、自分の魅力であり、長所であると言っていい。
それを理解出来ない関係性で、生きる必要なんてない。こんな田舎に住む必要なんて無いのよ。
気が小さくて、ガラスハートの自分を褒め称えたい。