【音楽】中華一番とDos Monos

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中華一番とDos Monos

みんな大好き中華一番

数年前に解散した北海道の中華一番が好きだった。モラル前無視のブッ飛んでるMVもセンスの塊だった。現代版セックスピストルズみたいで、マジで最高だったのに解散して本当に残念。特にファラオが好みだった。

馬鹿で適当にやっているように見せて、ヘタウマな素人感のキャラデザが秀逸だし、リリックのセオリー踏んでるし、暴力性とリビドーとカオスが入り混じり合っていて、この方向性は短命でしかなかった。Youngだからこそ出来る芸当。

Dos Monos

最近の1番再生ループしているアーティストが、Dos Monos。ってかもう今本当にどハマりどハマり中。

ビシバシにセンス感じまくって、「そんな魔法の暴力状態」なんだが、インタビューを見るにほぼ独学で日本語HipHopを学んだ中学生の同級生同士で結成したグループらしい。あんまりこのジャンルを知らないけど、リリックとグルーヴのオリジナリティに度肝抜かされてる。

トラックメーカーはメンバーのMC荘子itとのことだが、その名前通りシニカルであり、また少しアジアンテイストな香りも楽曲から匂う。個人的にTaiTanのグルーヴ、リリック回し、リズム感が心地良い。例えが難しいけど、木魚を叩いているリズムをそのまま声に変換しているような、”くるくる回っている”ようなヒップホップの輪廻が堪らなく良い。

なんていうんだろ、ジャンル違うけどOorutaichiも全然感じる部分あるよ。東洋思想と日本のガラパゴス文化が融合してる気がして、シニカルな暴力性もあって、センス爆発してて最高。

新しいEPもめちゃくちゃ良くて、どハマりしてる。売れるアーティストってどこかのタイミングで無敵感が出てくるのだが、このEPはそれが顕著。

令和始まった感あります。