あらすじ
とある高級ホテルのカリスマ的コンシェルジュである初老の男と若いベルボーイの交友を描いた作品。
感想
2014年公開。
モノクローム映画を観た直後も影響している気がするが、映像に現れる”色の計算”が物凄い。カラーについて、本格的に勉強したい。日々目にしているものとか、使っているものについては色彩感覚の感度を上げたい。
勤勉で聡明なグスタフの人柄と、映像の展開の切り替え、キャスト/小道具のバランスとカット割りが見事に成立している。規律と勤勉は美しい。軍隊教育で育った自分にもこの思想がインプリントされている。この映画においては、とても美しい。
メリーゴーランドでプレゼントを渡すシーンが素敵だった。後半にいくにつれて、コミカルな描写が増えて商業映画の要素が強くなってきた感じ。もう少しアートに寄った方が好きかな…。
星評価:★★★☆☆