【映画】マルコヴィッチの穴

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あらすじ

ある日、クレイグはオフィスの壁に穴を発見する。それは15分間だけ俳優ジョン・ホレイショ・マルコヴィッチの頭の中に繋がるという不思議な穴だった。

内容

1999年公開。

「かいじゅうたちのいるところ」、「her/世界でひとつの彼女」のスパイク・ジョーンズの初長編監督作品。チャーリー・カウフマン脚本で多くの賞を撮っているらしいが、相当な変人だと察する。

「誰かの頭の中に入る」っていう設定だけで、こんなに面白い。いや、素晴らしかった。こういう作品好き。低予算ながら、脚本の着想を怪奇的に巧みに映像表現している。人間のエゴも入っているし、世にも奇妙な物語的な発想だけど、こういうのって日本人大好き。

このまま科学が進歩すれば、本当に人の頭の中に入れる日が訪れるんじゃないかと思ったりもして、近未来要素もある気がして観ていた。

マルコヴィッチ本人が穴に入る所は、かなりゾクゾクした。自分が脚本描くならって色々考えたけど、マルコヴィッチの口からまたマルコヴィッチが出てきて、どんどん増殖する展開も面白いかなって思ったりもした。この役、映像の中でマルコヴィッチが完全に遊ばれている感じなんだけど、よく承諾したな…。今の日本でこれやろうと思って、大物俳優に頼んでも承諾してもらえない気がする…。

主人公のグレッグが人形師であることから、マルコヴィッチを操作可能になる背景設定も上手い。マルコヴィッチの体が”ノアの箱舟”になっていて、彼の中で永遠に生き続ける。

スパイク・ジョーンズ監督のインタビューが衝撃だった。確かに、こんな映画撮ったら吐くかもしれない。

星評価:★★★★★