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【映画】モンスターズ・ユニバーシティ

投稿日:2016年3月13日 更新日:

【映画記録 パート8】:モンスターズ・ユニバーシティ

あらすじ

「いつか必ず、怖がらせ屋になるんだ!」幼い頃からの夢を叶えるため、マイクはモンス­ターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部に入り、猛勉強に励むことに。

感想

2013年公開。

これはただのアニメーション映画ではなく、覚醒コンテンツに近い。
さすがピクサー。侮れない。

「怖い」という才能

怖がらせ屋」になるために、大学で学ぶモンスター達の描写が非常に良い。滑稽であるように思えることを懸命に取り組む劇中のモンスターたちが、とても愛くるしい。
映画に登場しているモンスター達にとって、「怖い」ということが最も価値のあることらしい。
「怖がらせ屋」を目指し、誰よりも努力をしているマイク(主人公)であったが、その身体的特徴から「怖くない」=そもそもモンスターとしての才能が無いと何度も罵倒される。そんなことを気にも留めず、それでも勉学に邁進するマイクであったが、実際に人間の子供を怖がらせたとき、子供が全く怖がる素振りを見せなかったことから、自分には全く才能がないという現実を目の当たりにし、立ち直れないほど落ち込んでしまう。
対してもう一人の主人公であるサリバンは、天賦の才能を持ち合わせているものの、虚栄心からその真の力を発揮できない。皆の前では自信があるように振る舞っているが、実際は大変心の弱いモンスターであった。
ダン・スキャンロンが描くモンスターたちは、実は私たち「人間」であるように感じた。モンスターにとって最も価値のある「怖い」は、人間界だと「外見の良さ」、「記憶力の良さ」、「運動能力」といったことにあてはまる。つまり、持って生まれた「才能」のことである。
姿形は違うものの、悩み苦しんでいる内容は一緒だと思う。才能が無い事実に憂い、虚栄心を張って生きている私たち自身を映し出している。

個性を引き出すお話

映画ラストの描写がまた良かった。学校を退学させられてしまうものの、「怖がらせ屋」の職場に郵便局員の応募があることに気付き、そこで働くようになる。郵便局員で、食堂の職員で、また清掃の仕事であらゆる新記録を打ち出し、その成果が認められ、当初の目標であった「怖がらせ屋」として2人で働くようになる。
与えられた環境で今自分ができることを最大限発揮し、互いの強みを引き出すこと」
人の短所に焦点をあて、相手をけなすことばかりで、私たちはそれがなかなかできない。

肌感覚のお話

パーティーで騙され学校中の笑い者にされたとき、チームが意欲を失ってしまう場面があった。そのとき主人公のマイクは、メンバーを引き連れて、「怖がらせ屋」として実際に働いている職場を見学に行った。目標を現場で、自分たちの目で確認するという「一次情報」から意欲を引き出した描写が大変良かった。

図書館のおばさん

特に学校の図書館のおばさんは恐ろしい、それって海外でも同じなのかな。
図書館のおばさんが最も価値のある「怖い」を持っているのではないか。あぁ、あれは「恐い」だから違うのかな…とか思ったりした。
見る気はなかったけど、気付いたら最後まで熱中してしまっていた。

あぁ…モンスターズ・インクにもハマりそうで「怖い」

星評価:★★★★★

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