あらすじ
タイムスリップによって30年後の世界からやってきた自分と対峙することになる暗殺者の数奇な運命を描くSFアクション。
感想
2012年公開。
鑑賞済だったけど、Amazonプライムに登場してたから再見。
監督はスターウォーズ/最後のジェダイのライアン・ジョンソン。
演者にはブルース・ウィルスとジョゼフ・ゴードン=レヴィットが出ててイカしてる。
誰がなんと言おうとブルース・ウィルスはかっこいい。
こういう何も考えないで観れるSFアクション映画が最高。
だいたい世界はディストピア化して、悪党が仕切って殺人が横行している。そして、悪党の息子は役立たず。
売れる映画のお手本みたいな映画。
友人が先に”ループを逃す”禁忌を犯して、次は自分と連想させるストーリー展開も非常に分かりやすい。
ヤンキーの姉ちゃんが裸で、ベッドで悩みを吐露する描写も既視感ある。
あと、ジャケットが青色なのもSF映画でよく観る。”プリディスティネーション”と激似。
自分が未来の自分を殺す設定は単純に面白い。何か元ネタがあるのか?
着用しているぜんまい仕掛けの時計が物語全体の構成を担っているような。
起承転結の”承”のスピード感があり、狙う側から狙われる30年後の自分目線にガラッと展開する演出が面白い。
ただ、レインメーカーの少年の家からテンポが悪くなってしまった印象。中だるみ…。
血を浴びたレインメーカーの顔もう少しなんとかならなかったのか…。
最後はタイムトラベルから超能力の話へ変わっていったし、要素詰め込みすぎてぐちゃぐちゃになって大変な麻酔コンテンツでした。
ただ何回も観れる。淡白でいて、素晴らしい。
星評価:★★★☆☆