ゼロから“イチ”を生み出せる!がんばらない働き方
内容
「頑張る」は思考停止の状態である。頑張るの対義語は、「頭を整理する」ことである。日本人は生産性が低いのに、世界一疲労している。この地獄から抜け出すには、ToDoリストは捨てよ。Googleでは「Not Todo」リストが必要。
Googleの理念では、生産性を10倍にしようとしているが、それは努力や忍耐ではどうにもならない。今の手法を根本から見直す必要がある。
仕事
鉄則:ひとりで仕事をしない。出来る人ほど、自分でやろうとする。仲間やその道のプロに頼み、アウトソーシングする。これは自分じゃないと出来ないことなのかどうかを見極める。そうじゃないものは、大胆に任せる。同じ仕事ずっとやらない。インパクトがあり、学びにもなる仕事をしろ。
Googleでは意見を言わないやつは会議に呼ばれなくなる。アジェンダのないもの、7人以上の会議は意見を集約出来ないので実施しない。無駄な会議は全部やめる。
人間関係
やりたいことしかやらないとは、残酷で我儘なこと。メールで本当に返信しなきゃいけないのは、1割である。既読スルーはNoという意味で伝わる。会う人間を自分で決める。誰もあなたに良い影響を与えようと思って、会をセッティングしない。
会うべき人は、①変革層と②実践層だけである。世の中に影響を与えている人、実際に行動してもがいている人には今すぐ会いにいけ。③変えたい層、④気づいた(気づいたけど諦めている)層、⑤ゆでガエル(何も気づいていない)層には会わなくていい。人やコミュニティを自分で選べ。人に説得はしなくていい。
生活
本は読み切らなくていい。本を読み切る達成感より、中にある知恵が大事。スマホをカバンに入れずに、いつでも調べられるようにしておこう。
大きすぎる夢を持たなくていい。生活に支配されて、大きな夢ばかり追い続けるから苦しくなる。夢を持つことを捨てていい。あなたが社会に対して負っているミッションを考えて見て欲しい。ミッションが雪だるま式に大きくなると、それが自動的に夢に変わる。
感想
これからは、やることリストじゃなくて、「やらないことリスト」を立案して実行していきたい。でもこれって、対極から見れば同じな気もするけど…。
議論できない人とは、闘わない。対話しない。過去の防衛感情から生まれるネガティブ思考を手放す。これだけで人間は相当に幸せになれる気がする。「Think Cleary」を読んで作った対話プログラミングをアップデートした。

やることより、やらないこと。自分の夢は持たない、後からついてくるもの。