あらすじ
地球外知的生命体の存在を研究している天文学者エリーは、ある夜、未知の電波をキャッチする…。
感想
1997年公開。
冒頭でオハイオプレイヤーズの「FIRE」が流れたのを私は見逃さない。
LFOが出て来て反応するあたりも私キモい。
北海道に基地作ってくれるあたりが嬉しいよね。
ただ、外人から見た日本の部屋とか衣装ってやっぱり変だ。人工的な和を感じる。
通信の謎解きがサイコーだった。ノイズから3次元で読み解くやつ。
ただ、ヒトラー出て来たのはアレは結局何の意味があったのか?人間が創って来た残忍な歴史の啓示かと思って、展開ワクワクしたけどそういう発展の仕方ではなかった。
もし宇宙人から交信が来たら、宗教団体と科学者のバトルが見られるかもしれない。確かにあの描写は間違ってない気がする。
最近日記と映画の内容が大体一致して来ている。
奇しくも”孤独”と”信仰”がテーマだと読み取った。
幼くして両親を失った孤独が起点となり、他人に依存せずに貫いている。
孤独耐性があるからこそ未知への研究に没頭できる、そして最後は結局人に救われる。
ワームホールへ突入してベガへ行く間の映像美は素晴らしい。
最近昔のSF映画を見ていて、核心に至る部分の異世界の映像を技術では映し出せなかったけど、やはり1990’s以降は前面に出してくれるから気持ちいい。
ラストに関しては個人的に狂気を期待しすぎてしまった。
非常に綺麗な映画でまとまってたけど、畏怖や醜態でぐちゃぐちゃにして欲しかった。
万人受けはしないだろうけど、SFって信仰と啓示、内面世界の投影を期待してしまう。
やっぱり、2001年宇宙の旅と惑星ソラリスが大作すぎる。
ただ、直球SF映画の導入にはいいかも。
ジョディ・フォスターが美しすぎたので星4つ。
最近、同性婚したらしいね。羊たちの沈黙もまた見たい。
星評価:★★★★☆