【作曲】ベース:種類

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【ベース理論パート1】ベースの音域

ベースとは

ベースの役割

主に低音域を担当し、ドラムと共に曲のリズムやグルーブ(ノリ)を作る。リズム楽器として分類されることが多いが、コードのルート音を演奏することが多く、楽曲のコード感にも関わってくる。

ベースの種類

目的とするベースパートにどんな音色が最適であるかは実際にフレーズを鳴らしながら決めていくのがよい。特に酔っては、音色のアタックやリリースを変えるだけでグッとノリがよくなることもある。また、逆に音色からフレーズのイメージが固まっていくケースもある。

ウッドベース

*アップライトベース(Upright Bass)
エレキベースと区別するために「ウッドベース」、クラシックでは「コントラバス」という。後述するEUBと対比して、AUB(Acoustic Upright Bass)という呼称も存在する。
全長(ヘッドの先端からボディの下端)はだいたい180cmから200cmと大人の身長を超え、胴回りも50cmから60cmと充分な厚みがある。
4弦の場合、低い弦からE、A、D、G。5弦の場合、これにさらに低いCが加わる。

クラシック音楽では、ヴァイオリンやチェロのように弓で弾く演奏方法(アルコ奏法)が基本。

*EUB(Electric Upright Bass)

伝送回路を持ったウッドベース。
エレキベースと同様にアンプに繋げて音を出力することができる。AUBよりも軽量なのが特徴。

エレクトリックベース

ウッドベースでは大きくて持ち運びに困る、伝送回路を持たせたい!という願望のもと、エレキギターの構造を元にFender社が生み出したのが、エレキベース。

*プレジションベース(Precision Bass)

1951年にFenderから発売された。通称プレベ。
世界において、初めて量産型のエレクトリックベースとして開発された。
ウッドベースはフレットレスだったが、プレジションベースはフレットをつけた。Precisionとは「高精度の」という意味で、フレットをつけたことに由来しているらしい。

*ジャズベース(Jazz Bass)
プレベが発売された後、1960年に発売された。通称ジャズベ。
ピックアップはフロントとリアに1つずつ。それぞれのボリュームをコントロールすることで様々な音色を作ることが出来る。

PassiveとActive

最大の違いは
・パッシブベースは電池不要
・アクティブベースは電池が必要

Passive

コントロールできるノブは、「ボリューム」と「トーン」のみ。
音の粒立ちや迫力もアクティブに比べると小さく、楽器本来の木材の鳴りを大切にした丸いサウンドが特徴。
アクティブベースだと輪郭がはっきりし過ぎる場合があり、どんなジャンルにも馴染むナチュラルなサウンドはパッシブ。

シールドやジャック部による音質劣化やノイズの影響を受けやすい。
ウェザーリポートのジャコ・パストリアスが使用していた。

Active

ベース本体に「プリアンプ」を内蔵しているため、コントロールできるノブは、「ボリューム」と「トレブル」、「ミドル」、「ベース」
手元のノブで音の調整が可能であることがメリット。

パッシブに比べると音は硬質になる。
音圧も上がり、音が前に出てきて輪郭がハッキリとする。
ノイズに強い。
スラップで有名なマーカス・ミラーが使用している。