基本パターン
「Key:C」の場合のコード進行パターンを以下に記す。
ケーデンス
最終的に「トニックへ帰着するコード進行」のこと。
“終止形”とも呼ばれる。
機能和声の世界では、このケーデンスを連続させることで曲が作られる。
ドミナント終止(1-5-1)
ドミナントからトニックに解決する動き(緊張→緩和)を“ドミナントモーション”という。
サブドミナント終止(1-4-1)
“アーメン終止”とも呼ばれる。
サブドミナント・ドミナント終止(1-4-5-1)
ツーファイブ(2-5)
*強進行
4度上(または5度下)を進むコードワークのことを、「強進行」という。和音の強い連結を可能にする。
5度圏上の左回りのインバーバルを考えれば分かりやすい。
*例:サブドミナントの代理(1-2-5-1)
ⅡはⅣの”代理コード”であり、ⅣをⅡに置き換えてコードワークを作る。
中でも2-5-1は、ジャズでよく使用される。
*例:4度上に進むコードワーク
定番コード進行
イチロクニーゴー(1-6-2-5)
*例:ゼルダの伝説-迷いの森
前半の4小節が2-5-1-6のコードワーク。ツーファイブワンは強進行。
後半はⅥmとⅢmを入れ替え(どちらも代理コード)
TK進行(6-4-5-1)
小室哲哉がよく使用したコード進行。
Degree:Ⅵm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ
Chord:Am-F-G-C
function:T-SD-D-T
*例:中田ヤスタカ:「にんじゃりばんばん」(Key:Fm)
王道進行(4-5-3-6)
Degree:Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm
Chord:F-G-Em-Am
function:SD-D-T-T
カノン進行(1-5-6-3-4-1-4-5)
Degree:Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ
Chord:C-G-Am-Em-F-C-F-G
function:T-D-T-T-SD-T-SD-D