【作曲】コードワーク

  • ブックマーク
  • Feedly

基本パターン

「Key:C」の場合のコード進行パターンを以下に記す。

ケーデンス

最終的に「トニックへ帰着するコード進行」のこと。

“終止形”とも呼ばれる。
機能和声の世界では、このケーデンスを連続させることで曲が作られる。

ドミナント終止(1-5-1)

ドミナントからトニックに解決する動き(緊張→緩和)を“ドミナントモーション”という。

サブドミナント終止(1-4-1)

“アーメン終止”とも呼ばれる。

サブドミナント・ドミナント終止(1-4-5-1)

ツーファイブ(2-5)

*強進行

4度上(または5度下)を進むコードワークのことを、「強進行」という。和音の強い連結を可能にする。
5度圏上の左回りのインバーバルを考えれば分かりやすい。

*例:サブドミナントの代理(1-2-5-1)

ⅡはⅣの”代理コード”であり、ⅣをⅡに置き換えてコードワークを作る。
中でも2-5-1は、ジャズでよく使用される。

*例:4度上に進むコードワーク

定番コード進行

イチロクニーゴー(1-6-2-5)

*例:ゼルダの伝説-迷いの森

前半の4小節が2-5-1-6のコードワーク。ツーファイブワンは強進行。
後半はⅥmとⅢmを入れ替え(どちらも代理コード)

TK進行(6-4-5-1)

小室哲哉がよく使用したコード進行。

Degree:Ⅵm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ
Chord:Am-F-G-C
function:T-SD-D-T

*例:中田ヤスタカ:「にんじゃりばんばん」(Key:Fm

王道進行(4-5-3-6)

Degree:Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm
Chord:F-G-Em-Am
function:SD-D-T-T

カノン進行(1-5-6-3-4-1-4-5)

Degree:Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ
Chord:C-G-Am-Em-F-C-F-G
function:T-D-T-T-SD-T-SD-D